Story
LSGとは?
「愛欲欠如症候群」(アフロディーテシンドローム)。
愛と肉欲の女神、アフロディーテの名前を冠するこの精神疾患は、少しでも異性に好意を寄せた瞬間発症し、
対象の異性に対して様々な精神的欲求をもよおしてしまうというものだ。
20XX年、新しい現代病として認定されたアフロディーテシンドローム(以下ADS)は、
全世界的にその存在が確認され、主に年頃の女子の少数が罹患しているものとされているが、
発症するまでは現在の医学では発見することができない。
センシティブな問題を多分にはらんだものである為、全世界的にこのADS罹患者を保護するべきだという運動が起こり、
周囲は皆協力するものだという認識が短期間の間に定着した。
ADSに罹患している人は「Little Sick Girl(LSG)」と呼ばれている。
あらすじ
主人公、道明寺アキトは遅い中二病に罹患した学園2年生である。
漫画やゲーム、アニメに傾倒し、それに出てくるセリフを吐いてはイキる典型的な痛い青年だ。
ルックスや声はそれなりに高いスペックを持っているのに、残念イケメンだと専らの評判。
だが中二病まっさかりなアキトはそんな評価も所詮は凡俗の戯言だと一笑に伏し、今日も今日とて
学園のアニゲ同好会の部室で、親友の「ジャン」(雀野春太)と
美少女ゲームやライトノベル、萌え燃えアニメや漫画の熱い論評バトルに興じていた。
そんなある日、アキトはクラスメイトの「芳野恵莉」、
「高井戸流林檎」、後輩で幼なじみの「愛葉桃」たちとの交流の中、
突然のリア充生活に突入してしまう。
過剰なまでに愛されるアキト、過剰なまでに求められるアキト、
その過剰な欲求の正体は……ADS!
アキトはラノベや美少女ゲームのようなシチュエーションの中、
LSGの少女たちとのめくるめく愛欲の世界に巻き込まれていくのだった。